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子どもが輝く未来づくりデザインコンクール“0”展示会開催へ 

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【子どもが輝く未来づくりデザインコンクール“0”】の展示会が世田谷区立砧中学校 学芸発表会内で開催される。きっかけは、2025年3月27日に行われた砧中学校とスリランカの中学生とのXR(拡張現実)を活用したライブ国際交流。日本とスリランカの子どもたちがリアルタイムで意見交換し、互いの文化や歴史を知り合う時間が、大きな一歩となった。

国際交流から生まれた“生き方を考える授業”

この交流を土台にして生まれたのが、今回の【子どもが輝く未来づくりデザインコンクール“0”】だ。子どもたちの感性や価値観を「作品」という形で可視化し、「理解しようとする思考」「創造性」「生命と平和を尊ぶ心」を育むことを目的としている。コンクールは、心豊かな人間形成と平和意識の醸成、そして日本とスリランカのさらなる友好関係の構築を目指すプロジェクトとして位置づけられている。

応募作品は、応募者全員分を作品集として小冊子にまとめ、初版1000部を参加者に配布予定だ。誰一人取り残さず、全ての作品に光を当てる設計が特徴となっている。実際にスリランカの子どもたちから寄せられた作品も全て紹介され、多様なバックグラウンドから生まれる表現が一堂に会する。

先に行われた第1回砧中学校×スリランカ学生交流会や、今回の【子どもが輝く未来づくりデザインコンクール“0”】を経て、生徒会メンバーをはじめイベントに参加した子どもたちにとっても、このプロジェクトは「ただのイベント」の枠を超え、「自分たちの生き方を考える授業」のような体験になっている。

スリランカの子どもが来日し直接交流する機会も用意

コンクールでは、優秀作品賞5点、国際特別作品賞1点、そしてその中から最優秀作品賞1点が選ばれる。選考は、砧中学校の校長や、財団法人EARTH ONE、一般社団法人ココロtoカラダProject、一般財団法人国連支援財団、一般社団法人世界とわたし、株式会社HICなど、多様な分野の専門家によって行われるほか、展示会一般観覧者による投票も反映される。

優秀作品は全国展開するアパレルブランドのエコバッグとして商品化され、チャリティ販売が予定されている。売上の一部は『子どもが輝く未来づくりプロジェクト』に寄付され、次の国際交流や教育プロジェクトへと活かされる。スリランカの子どもたちの作品から選ばれる国際特別作品賞の作者は日本に招待され、砧中学校や協力企業を訪問し、対面での交流を深める機会も用意されている。

表彰セレモニーは他団体とのコラボも

表彰セレモニーは2026年2月23日(月・祝)、コクヨ東京品川オフィスで開催予定。一般社団法人教育AI活用協会主催の「教育AIサミット実例大全 THE CAMPUS」のプログラム内で行われ、SDGsや教育分野に関心を持つ多くの来場者の前で表彰が行われる。入賞者は2026年1月末までに「SDGs globe」のウェブサイト上で発表される。

企画・運営は【子どもが輝く未来創りデザインコンクール“0”】実行委員会が担い、砧中学校公認地域サークル「Kinuta-Seed」が運営協力として支える。協賛には財団法人EARTH ONE、一般社団法人世界とわたし、株式会社HIC、大手アパレルブランドなどが参加し、後援には一般社団法人ココロtoカラダProject、一般財団法人国連支援財団、一般社団法人国連SDGs促進協会、スリランカ教育省ワヤンバ州教育局などが名を連ねる。

『子どもが輝く未来づくりプロジェクト』全体としては、「第一回砧中学校×スリランカ学生交流会」や「食の架け橋プロジェクト」「Re:Soleプロジェクト」など、子どもたちが社会とつながる機会づくりが進行中だ。

お問い合わせは、子どもが輝く未来づくりデザインコンクール“0”実行委員会(info@sdgs-globe.jp)まで。

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